9日、最後の公務を終えたヘンリー王子とメーガン妃夫妻だが、メーガン妃は同夜、カナダへ戻り、ヘンリー王子は今週、バッキンガム宮殿で開かれるミーティングに出席するため、ロンドンに残ったと報じられている。

ある関係者は英テレグラフ紙に、「夫妻は、じっとしているわけにはいかない。生活費を稼ぐ必要があるので、働きたがっている。仕事とチャリティーの両方を通じ、自分たちの影響力を主導としたプロジェクトにフォーカスすると同時に、世界に幸福をもたらしたいと願っている」と話す。

同関係者によると、今のところ、夫妻の財団が立ち上がる時期は未定となっているが、「従来のチャリティーとは違うものになるだろう。夫妻は世界に恩返しをするための独自の方法と、変化をもたらす新たな方法を見つけたがっている」としている。

その一端となるプロジェクトと見られるのが、オリジナルコンテンツの制作とストリーミング配信だ。同紙によれば、夫妻は間もなく、独自のプロダクション会社を設立し、米映像ストリーミング配信会社Netflixとの契約にサインする予定という。すでに同社と契約を結んだオバマ前米大統領夫妻と同様、数億円の契約になる見込みらしい。

オバマ夫妻は2018年、映画やドキュメンタリー番組などのオリジナルコンテンツを制作するため、独自のプロダクション会社を設立。Netflixと契約を結び、昨年、夫妻が手がけたドキュメンタリー映画の世界配信をスタートさせた。

メーガン妃がマーベルのスーパーヒーロー映画に出演したがっているとの報道もあったが、友人はニューヨーク・ポスト紙に、「彼女は、女優として復帰することには全く関心がない。完全な作り話で、夫妻のプランと全くかみ合わない。そのような話は、出ていない」と語っている。

また、ハリウッドへの足がかりとするべく、マリブの豪邸に移り住むとのうわさも報じられた夫妻だが、この友人によると、今のところはカナダを拠点とするつもりだという。(ニューヨーク=鹿目直子)