19日に放送された沢口靖子(54)主演テレビ朝日系ドラマ「科捜研の女」(木曜午後8時)の最終回の平均視聴率(関東地区)が12・5%だったことが23日、ビデオリサーチの調べで分かった。

99年10月期にスタートした人気ドラマの最新シリーズ。開局60周年と番組の放送開始20周年を記念し、19年4月~20年3月まで通年放送された。

最終回のゲストは小野武彦、田中要次、河井青葉、東根作寿英。殺人事件で指名手配をかけられ、長らく逃亡していた芳賀悦郎(田中)が逮捕される。芳賀は犯行を否定し、弁護士も鑑定の証拠能力に疑問を唱え再鑑定が行われる。科捜研は榊マリコ(沢口)に白羽の矢を立て、彼女の父で元科捜研所長の榊伊知郎(小野)が依頼に訪れる。

芳賀が起こしたとされるのは、20年前写真家の狩野篤文が自身の別荘「雷冥荘」で殺された「加美鳴沢写真家殺人事件」。事件当夜、雷冥荘には狩野と友人の芳賀らが集まりパーティーが開かれたが、狩野は芳賀と言い争った後アトリエにこもり、翌朝射殺体で発見されていた。同時に芳賀も行方をくらましており、兵庫県警はその経緯と猟銃に付いた指紋から、芳賀が狩野を射殺して逃亡を図ったものとみていた。

マリコは猟銃の指紋に疑問を感じて検証を行い「芳賀が犯人とは言い切れない」と法廷で証言する。マリコは兵庫県警と真っ向から対立してしまう。