前東京都知事の舛添要一氏(71)が、新型コロナウイルス感染拡大が続く中、徳島県で県外ナンバーの車への嫌がらせが起きているとの状況に「ここまで来ると異常だ」と、危機感を募らせた。

徳島県では感染拡大を防ぐため県境をまたぐ移動の自粛を求めているが、飯泉嘉門知事が同日の会見で、県外ナンバーの車のドライバーに対する暴言やあおり運転がみられるとの現状を明かし、こうした嫌がらせをやめるよう呼びかけた。

舛添氏は24日、ツイッターを更新。同県では県民が「徳島県内在住者です」と明記した車用ステッカーを貼って“自衛”する動きも出ているとの報道記事を貼り付け、「ここまで来ると異常だ。中世の欧州でペストが流行ったとき、感染者の家の戸に赤十字を描き封鎖した。コロナでは、武漢で感染者の家の戸に閂を打ち込み監禁した」と例を挙げた。その上で「感染すると、芸能人以外は町内から村八分に会うような日本にはしたくない。対立よりも連帯を!明日は我が身だ」と、訴えた。