落語家、笑福亭鶴志(しょうふくてい・かくし)さんの訃報に、タレントの森脇健児(53)がショックを受けた。

「鶴志師匠には本当にお世話になりました。あんなに面白い人はいなかった。もっと世の中に知られてほしかったのに…」。

関西で芸能活動を始めた森脇は90年代に「笑っていいとも!」など東京でのレギュラーもあったが、次第に仕事がなくなり、地元・関西に戻った。そのとき世話になったのが師匠・若井はやと(故人)の親友だった鶴志さんだったという。

「何も仕事がなくて毎日どうしようないとき『今は辛抱や。必ず、また時代は来るから』とずっと励まされました。それが忘れられません。ボクの恩人です」

マラソンなどスポーツマンとして知られる森脇だが鶴志さんも名門・平安高(現龍谷大平安)の野球部出身。体育会系同士でわかり合える部分もあり、強く回復を願っていたが、かなわなかった。