お笑いコンビ、爆笑問題の太田光(55)が24日、MCを務めるTBS系「サンデー・ジャポン」(日曜午前9時54分)に生出演し、東京高検検事長を辞職した黒川弘務氏について語った。

黒川氏は、新聞記者らと賭けマージャンをしていたことが週刊文春に報じられた。太田は「渦中の人物が、コロナの真っ最中に、何でこんな大胆なことをできるのか。不思議でしょ」と首をかしげた。

マージャン相手が、論調の異なる新聞社の人間だったことにも触れ、「全部を共犯者にすれば、今このタイミングでやっても出ないだろうっていう確信がそこにあったとするならばこれはとっても問題なこと」と指摘。

数年に渡って賭けマージャンを行っていたという一部報道もあり、「これがもしみんな暗黙の了解だったら、誰がこの事件を追及するのか。検察の下も何かの忖度(そんたく)で、検事長を追求できないのだとしたら、安倍さんの忖度って言われているけど、それ以外の忖度がその周辺にいっぱいあった」と指摘。

続けて「マスコミのテレビの報道を含めて、こういう番組も含めて、どこまで誰が知っていたのかって言うことを果たして週刊文春以外に誰が報道を追求することができるのか全部信じられなくなる」と報道のあり方についても語った。

また、黒川氏に多額の退職金が支払われることに対し、テリー伊藤(70)が「国民の意識はこの人に6000万円も払わなくちゃいけないんだっていう風に思いますよね」と話すと、太田は「この人の場合は、特別だって言うことで(定年延長の)解釈変更した人ですから。一つの慣習としては、検察官は国会に呼ばないっていう、もう一つの慣習も、だったら解釈変更して検察官も国会に呼んで刑事局長じゃなくて、追求してもいいんじゃないのっていう気もしますよね」と、問題などのさらなる追求を求めた。