新型コロナウイルスの影響で休業が続く「神戸新開地・喜楽館」は27日、7月5日まで休演期間を延長すると発表した。

同時に、落語ファンに支援を募り、観覧を優遇する「神戸新開地・喜楽館タニマチ制度」の創設を発表した。

喜楽館は一昨年7月、大阪・天満天神繁昌亭に続く上方落語の劇場としてオープン。上方落語協会による定期興行などが打たれてきたが3月以降、休演が続き、ほぼ4カ月になる。

同制度は、1人1万円以上で100枚の「タニマチ名刺」を送付。この名刺を使い、前日までに予約すれば、昼席公演のチケット2800円を2000円で購入でき、同館の入り口には名前板が掲示される。

同館は「ほぼ4カ月休館を余儀なくされました。兵庫、神戸で唯一の上方落語の定席として、地域文化の発信拠点として、出演者、公演関係者一同、新しいスタートをきりたい」とコメントしている。

申し込みは喜楽館公式ホームページから。