新型コロナウイルスの影響で5月15日から公開日が延期され、19日に公開した、俳優中村倫也(33)の主演映画「水曜日が消えた」(吉野耕平監督)配信舞台あいさつが20日、東京・渋谷のシネクイントで行われた。

この日、劇場の座席には、中村が劇中で演じた7役のパネルが置かれ、さらにスクリーンに事前に収録した中村の映像が流れた。中村は、映画が公開した思いを聞かれ「非常にワクワクしています。楽しんでもらえる作品だと、胸を張って送り出せる作品なので、見に来てくれた方が楽しんで、帰り道に誰かに話したくなるような映画になっていたら良いなと思います」と語った。

撮影については「スーパー寂しかったです。雑談できる出演者がいる日の方が少なかったので。スタッフさんが準備をしている中で、僕は和室にずっと座っていたような気がします」と振り返った。主演については「年々、中村倫也は、どうでもいいって思っているので。今まではスパイスみたいな役柄で、作品に刺激をもたらす役が多くて、それにはそれの(スパイスの)かかり方があるけど、(今回は)そうではない。いろいろな人といろいろなシーンで呼吸を合わせることは意識してました。それがより一層楽しくなってきた年ごろ、そんなぴちぴちの17歳」とジョークを飛ばした。