歌舞伎俳優市川海老蔵(42)が9月11日の熊本県山鹿市・八千代座を皮切りに、全国12カ所で歌舞伎舞踊公演「古典への誘い」を上演することが1日、発表された。

5~7月に歌舞伎座で予定されていた「十三代目市川團十郎白猿」の襲名披露公演は新型コロナウイルスの影響で延期されており、約7カ月ぶりの舞台出演となる。

海老蔵は「全国の皆さまに元気になっていただくよう、少しでも明日の活力になっていただけるよう、全力でつとめます」などとコメントしている。

演目は「寿式三番叟(さんばそう)」や創作した「男伊達花廓」など。10月29日までの予定で、熊本、岡山、広島、静岡、大阪、兵庫、東京、福島、埼玉、岩手、秋田、神奈川を巡演する。

海老蔵は新型コロナ禍で2月の福岡での公演が一部中止となり、今回の舞台はそれ以来となる。