長沢まさみ(33)が4日、東京・神楽座で、主演映画「MOTHER マザー」(大森立嗣監督)の公開記念舞台あいさつを行った。

リモートで全国15劇場に生中継され、神楽座のスクリーンにはTOHOシネマズ池袋の客席が映し出された。

長沢は「全国15カ所のみなさん、こんにちは。普段は1カ所で舞台あいさつなので、逆に新鮮です。たくさんの方とつながっている気がしてうれしいです。こういう舞台あいさつもレアになっていくと思いますので楽しんでください」とあいさつした。

長沢と奥平大兼(16)演じる母子を翻弄(ほんろう)するホストを演じた阿部サダヲ(50)は「僕の役にイラッときました?」と呼び掛けると、池袋の観客のほとんどが手を挙げた。阿部は「お客さんとつながりたいと思っていたのでうれしい」と、やりとりができたことを喜んだ。

長沢は「どこか普遍的なものを感じてもらえる問いかけがある作品。映画館でより多くの人に見てほしい」と話した。

子役の郡司翔(9)浅田芭路(はろ=6)も出席した。