お笑いコンビ、ニューヨークの屋敷裕政(34)が17日、東京・渋谷のヨシモト∞ドームで、初個展「ヤシキ版画展2020」(18~31日まで)のメディア向け内覧会に出席した。

新型コロナウイルスによる外出自粛期間中、「趣味を作ろう」と版画制作を始めた屋敷による作品約60点が展示される。

屋敷は版画を選んだ理由について「誰もやっている人がいないし、版画だったらうまい下手はないかなと。SNSに写真を載せた時に、『ホンマにこいつ時間あるんやな』と分かる」と説明。プロの版画家からツイッターを通してアドバイスを受けるなどして上達し、「途中から全ての世界が版画に見えました。頭の中で版画にする癖がつくくらい」と笑った。

完成品は日々インスタグラムなどで紹介。SNSでの公開にあたっては爆笑問題、千鳥、ヒロミら“版画化”した先輩に許可を得たとし「本人に見てもらうのは緊張しました」と振り返った。

個展はクラウドファンディングにより開催。入場無料で「なるべくたくさんの人に見てもらいたかった」と屋敷。趣味として始めたが、今では締め切りを抱えるなど仕事にもつながり始め「あと2個くらい7月中に提出しないといけない。版画がちゃんとストレスになってきています」と苦笑した。コンビとしては「M-1グランプリ2019」でファイナリストになるなどお笑いでも爪痕を残し、「第7世代にも見に来て欲しい」とライバルたちに呼び掛けた。

新型コロナ感染予防対策として、予約制で開催される。