MBSは26日、同局ラジオ「アッパレやってまーす!」の7月29日の生放送中に番組降板を願い出たグラビアアイドルで女優、小倉優香(21)の降板を発表した。夏季社長会見が中止となったことを受け、関西放送記者会が提出した質問に書面で回答した。

同局は「小倉優香さんにはご本人のご希望通り、番組を降板いただきます」と、26日付での降板になったと説明。「今夜(26日)の『アッパレやってまーす!水曜日』でリスナーの皆さまにもその旨、ご報告すると聞いています」と説明した。今後はケンドーコバヤシ(48)アンガールズ、柏木由紀(29)の4人で放送を継続する。

放送局と出演者の信頼関係を損ねかねない今回の小倉の行動に対して、三村景一社長は「私が気になっていることは、楽しみに聞いてくださるリスナーがこの放送をどんな思いで受け止めたのかということ」と回答。放送局と出演者の信頼関係はもちろん大事とした上で「一番大切なのはリスナー」とした。

担当プロデューサーは「一緒に番組を作ってきた仲間として、突然のあのような発言があったことは残念」と言っているという。三村社長は「発言がリスナーを裏切るものだったという残念な思いは至極当然です。今夜の放送を聞いて、そういうことだったのかとご納得いただけるような番組をお届けし、リスナーの信頼を回復してほしいと願っている」とコメントした。

小倉が今後、芸能活動を続ける場合、同局は「出入り禁止」の措置をとるのかとの質問には「どなたにご出演いただくかは各番組の担当者が判断することなので、会社として誰かを『出入り禁止』と決めることはありません」と説明した。

降板をめぐって、小倉の所属事務所とのやりとりには「お答えできることはありません」とした。今後、出演者との契約内容にも「今回の件を受けて契約の内容を見直すことはありません」とした。

小倉は7月29日の生放送のエンディングで「朝早く起きて夜早く寝るという生活をしていて、(夜遅い)ラジオがつらくなったので『辞めたい』と事務所に言ったんですけど、3、4カ月、話してくれないので、ここで言います。辞めさせてください」と直訴。そこから3週連続で番組を欠席していた。