舞台「おかしな二人」(10月8日初日、東京・シアタークリエ、大阪梅田芸術劇場は11月5日初日)の制作発表が2日、都内で行われ、ダブル主演を務める大地真央(64)と花總まり(47)が出席した。ブロードウェーを代表する喜劇作家ニール・サイモンの人気コメディーで、2人は初共演。

大地は「どんな作品でも、たとえ悲劇でもくすっと笑える部分を大事にしてきた。コメディーですが、裏の人間ドラマを大事にして、それが喜劇に映ればいいのかな」。花總は「コメディー作品は、おそらくこれまで(の出演)はないと思う。今まで、歴史上の重い作品ばかりで神経をすり減らす役ばかりだったので、その分、自分を爆発させたい」とそれぞれ語った。

コロナ禍で演劇界も自粛を余儀なくされた。大地は「できることをみつけて、自粛期間を有意義にすごそうと思いました。これまでできなかったケーキ作りのほか、料理もしたり、断捨離したり。私たちの仕事は夢を売ることなので、舞台で夢を見ていただいて、頑張ろうという活力源になればといいなとあらためて思いました」。花總も「リモートや配信も始まりましたが、生の舞台のよさがなくなるのかと、考えさせられました。生の舞台はいいなと、日常の不安を吹き飛ばして、スッキリしていただければいいなと思いました」。

演出を務める宝塚歌劇団の原田諒氏は「ニール・サイモンのニューヨーカーらしい作風を出したい。コロナ禍ではありますが、お客さまは非日常を求めて見にこられる。夢の舞台を提供するのが私たちの務めなので、配慮はしますが、明るく楽しい作品にしたい」とアピールした。