日焼けした肌から“なにわのブラックダイヤモンド”の異名を取るグラビアアイドル橋本梨菜(26)が12日、都内で初主演映画「はぐれアイドル地獄変」の初日舞台あいさつに登場した。

橋本が演じるのは、空手が得意な沖縄出身の売れないアイドル南風原海空(はえばる・みそら)。この日、Gカップのバストをピンクのビキニと空手着で包んだ橋本は「1年ぶりなんで、帯の結び方を検索して調べました」。映画初主演には「まさか、ドッキリかと思った。映画自体に出たことがなかったのに。この話を聞いた帰りに電車の中で原作を読もうとしたら、電車の中で読めるような内容じゃなかった」と笑った。

初体験の芝居については「南風原海空ちゃんは、中身も強い女の子。びびりの自分とは逆やなと思ったけど、原作を読んで自分以外の人がこの役をやるのは嫌だなと思った」と思いを語った。

事務所からセクシービデオ出演を命じられたことをきっかけに、男性100人と戦うシーンがあるが、その撮影は最終日だったという。「そのシーンが一番大変でした。3カ月くらいアクションレッスンに通って、琉球空手の形を教わった。とにかく、よりリアルに撮っていただけるように、本当にギリギリのところを攻めました。でも、ブリーフ姿の男性たちが100人、現場で待っていて、本当にカオスでしたね」と振り返った。

作品の出来栄えについては「撮影している時は、どういうものが出来上がるか想像できなかった。でも、感動して泣けました。ちょっとエッチなアクションだけじゃなく、愛情も、泣けるシーンも、いろいろな要素がある。いろいろな初めてがたくさん詰まった作品です。是非、楽しんでください」と話した。

東海林毅監督は「去年の今頃から準備。コロナとかいろいろなことがあって感慨深い。無事に初日を迎えられてよかった。原作が色の黒いアイドル、ということで、橋本梨菜ちゃん以外に誰ができるかと思った。おっぱいでスイカを割るとかいうシーンを、どうやって実写で成立させるか悩みました」と振り返った。