仏ファッションブランド大手ルイ・ヴィトンが来月、日本円でおよそ10万円の超高級フェースシールド「LVシールド」を発売することが明らかになった。USAトゥデイ紙などによると、10月末からオンラインで販売されるのはルイ・ヴィトンの「L」と「V」の文字を組み合わせたモノグラム柄の収縮バンドが特徴の顔全体を覆い隠す一般的なフェースシールドで、値段は961ドルになる見込みだという。透明のシールド部分は紫外線の強さによってサングラスのように暗く変化するUVカット素材が使用されており、枠縁にもルイ・ヴィトンのモノグラム柄が施してある。また、シールド部を後方に移動させればサンバイザーとしても利用が可能だという。「スタイリッシュで防護効果もあり、人目を引くもの」と同ブランドは説明している。

フェースシールドはマスクとは異なり、着用したまま飲食ができるなどメリットがある一方、米疾病対策予防センター(CDC)は飛沫を防ぐ効果はほとんどないとしており、マスクの代わりに使用することは推奨していない。ルイ・ヴィトンは新型コロナウイルスによる感染が拡大した今年4月に最前線で働く医療従事者向けのマスクやガウンの製造を行っていることを発表していた。(ロサンゼルス=千歳香奈子)