演歌歌手の神野美伽(55)が21日、福島・猪苗代湖畔天神浜オートキャンプ場で、野外フェス「オハラ☆ブレイク'20秋 北のまほろばを行く」に出席した。

同フェスは15年から同所で毎夏、開催されてきた。今年も7月31日~8月2日の開催予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大を鑑み9月21日に、現地からリモート開催及び仙台Rensaでのライブビューイングとなった。

神野はTHE COLLECTORSギタリスト古市コータロー(56)、The Birthdayドラマーのクハラカズユキ(51)と出演した。オープニングナンバーで美空ひばりの「真赤な太陽」を披露し、圧倒的な歌唱力を会場に見せつけた。「もともと夏にやる予定だったので、夏をテーマにしたものを選曲しようと。自分のルーツが演歌なので美空ひばりさんの『真赤な太陽』を選曲しました。それ以外はリーダーの古市さんが選んでくれた」と話した。

その後、勝新太郎「座頭市子守唄」、内藤やす子「想い出ぼろぼろ」を披露。3曲のみのパフォーマンスだったが、それゆえの熱量と魂が凝縮された濃厚な時間となった。

「1度開催中止と決めたにもかかわらず、リモートでやると決断してくれた主催スタッフの心意気に感謝しています。リモートの良い点は、ここまで来たくても来られない人も見られること。これが1つのプロモーションになって、来年はこの景色の中で生のライブを見たいと思ってもらえるといいなと思う」と希望を語った。