映画「スパイの妻」(16日公開)で世界3大映画祭の1つ、ベネチア映画祭で銀獅子賞(監督賞)を受賞した黒沢清監督(65)が7日、都内で行われた生配信イベントでトロフィーを初めてお披露目した。

新型コロナの影響で授賞式に出席できなかった同監督は「数日前、やっと届いて、何やら映画の歴史に名前が刻まれたんだなという感慨が湧く。僕1人じゃなく作品が取った、全員のもの」と喜びをかみしめた。

主演の蒼井優(35)は、トロフィーと対面した感想を聞かれると「人生で、こんな近くで見ることなんてない。触ることが出来る距離にあるのに全然、触ろうと思わない。すごい圧があるなと思う」と恐縮した。高橋一生(39)も「普段、画面の向こうだったり…ここにあるのが、むしろ現実感がない」と本音を吐露。その上で「見た感じ、非常に滑らか。つるっつる」ですねと印象を語った。