BS朝日「お笑い演芸館+」(木曜午後10時)を折に触れ取材している。番組は29日に放送100回を迎え、ナイツ、中川家、サンドウィッチマンが参加して行われた同回の収録を見学させてもらった。

長尺のネタをしっかり見せるナイツ司会の演芸番組として、16年4月にスタート。故志村けんさんやビートたけしら番組ファンの大御所も多く、寄席に近い雰囲気がお笑い好きに愛されている。

通常放送は5、6組の芸人がネタを見せるが、100回記念は先述の3組のみが登場する特別編。中川家礼二(48)が発起人となって始まったライブイベント「漫才サミット」の面々でもあり、お笑いファンには喜ばれるメンツだろう。

3組の信頼関係は厚く、中川家剛(49)は今回の出演について「ナイツとサンドウィッチマンじゃないと断ってた」。コロナ禍で合同ライブの開催めどは立っておらず、礼二も「節目に3組でできた喜びは大きいですね」とうれしそうだった。

毎度チケットは即完だけにコンテンツ力には自信を持っており、サンドウィッチマン伊達みきお(46)は「海外公演やりたいって言ってるんです」と野望。3組での新番組を各局にアピールしているものの、なかなか実を結ばないことを嘆きつつ、礼二は「今、一番いいソフトだと思います」と改めて売り込んでいた。

漫才はもちろんのこと、気心知れた3組ならではのトークでも大いに笑わせてもらった。ちっぽけな楽屋トークから「漫才サミット」の思い出まで話題に事欠かず、この3組ならどこまでも延々と話せるのだろう。

仕事ながら「-演芸館+」の取材ではとことん笑って、帰る時には不思議と元気になっている。やっぱり笑いってパワーがあるんだな~と必ず思わされる。何だか気分が上がらない、そんな人はいったん笑いに触れてみて欲しい。