米女優アンジェリーナ・ジョリーの父で俳優のジョン・ボイト(81)が、「国民は真実を知らないかもしれないが、大統領選で(民主党の)バイデン前副大統領が勝利したことは真っ赤なうそだ」と語る動画を公開した。共和党員でトランプ大統領の支持者として知られるボイトは「今、我々は南北戦争以来となる最大の戦いに直面している。なぜなら彼ら左翼は邪悪で腐敗しており、この国を破壊しようとしている。それを許してはいけない」と語り、例えバイデン氏が当選に必要な獲得選挙人の過半数にあたる270を超えていたとしてもトランプ大統領が主張するように当選は不当だと主張。「地球上で最後の戦いであるかのように、トランプ大統領の勝利のための戦いをしなければならない」と語り、支持者たちに向けてトランプ勝利のために共に戦おうと呼びかけた。

2分弱の動画の最後は伝説のボクサー、ムハマド・アリ氏の「戦いは最後の1発まで終わらない」という言葉を引き合いに、対戦相手がすでに勝利を宣言してリングから降りた後も戦い続けるボクサーのようだと語り、敗北宣言せずに法廷論争に持ち込んだことを評価している。ボイトは投票前にも「トランプ大統領を勝たせなければならない」と語っていた。トランプ大統領はこの動画をリツイートしている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)