漫才日本一を決める「M-1グランプリ2020」の準決勝が2日、都内で行われた。準々決勝を勝ち抜いた25組とワイルドカードのラランドの26組が争い、おいでやすこが、見取り図、アキナ、錦鯉、マヂカルラブリー、ニューヨーク、オズワルド、東京ホテイソン、ウエストランドの9組が決勝進出を決めた。

3回戦敗退だった昨年に続く2回目の挑戦で決勝進出を果たした、おいでやすこがはピン芸人同士のおいでやす小田(42)とこがけん(41)がコンビを組んでいる。

毎年出場していたR-1の出場資格が先月25日に芸歴10年以下と発表され、怒り狂っていた小田は「新しい行き場所が見つかりました。この10日間、行き場所が見つからなかった。R-1で芸歴10年以上は出られない、で、M-1ファイナリスト。なんや、これは!」と叫んだ。こがは「退路が断たれたのがよかった」と話し

小田は「今度のネタはお互いの孤独な時間が乗ってるのかなと思う」。こがは「お互いにネタをやるために動画を見て、漫才師みたいになっていたら注意していました」と話した。

準決勝敗退の学天即、からし蓮根、ランジャタイ、インディアンス、祇園、金属バット、ぺこぱ、キュウ、ダイタク、カベポスター、ロングコートダディ、コウテイ、ニッポンの社長、タイムキーパー、ゆにばーす、滝音の16組は敗者復活に回って、決勝進出を目指す(ワイルドカードのラランドは準決勝敗退)。今年は史上最多の5081組がエントリー。20日に敗者復活、決勝が行われる。