東京・半蔵門の国立劇場で3日、「12月歌舞伎公演」が初日を迎えた。松本白鸚(78)は第2部「天衣粉上野初花 -河内山-」で、豪胆な悪党を演じた。名ぜりふも多いが「自分のせりふで、自分の芸でお客さまを楽しませたい。そう願う役者の魂が河内山に乗り移ってくれれば」と話している。ほかに同劇場7年ぶり出演の中村福助による「鶴亀」、市川染五郎による「雪の石橋」。第1部は中村時蔵、中村芝翫、尾上松緑による「三人吉三巴白浪」。26日まで。