坂口健太郎(29)が、広瀬すず(22)主演のテレビ朝日系スペシャルドラマ「エアガール」(来春放送)に出演し、初めてパイロットを演じることが18日、分かった。広瀬と並んでさわやかな制服姿を披露し「日本の空を取り戻すために奮闘していた人たちの思いや生きざまを、少しでも感じていただけたら」と話している。

戦後初のキャビンアテンダントの誕生を描く、史実を元にした物語。坂口は、日本初の航空会社立ち上げに奔走するパイロット志望の青年・三島優輝として登場する。広瀬演じる佐野小鞠に当時最先端の職業「エアガール」の存在を教え、航空業界に導く重要な役どころだ。2人は淡い恋模様も演じる。

坂口は同局ドラマ初出演。「作品から“時代のエネルギー”をすごく感じた」といい、「日本初の航空会社設立という夢を追う人たちのあふれ出るエネルギーを、僕なりの解釈で三島という人物に落とし込めたらいいなと思いました」。

広瀬と同じ映画への出演経験はあるが、本格的に芝居を交わすのは今作が初めて。2人に芽生える恋愛感情を細やかに演じ「この時代背景の中、素直に思いを告げられない2人のシーンは演じていて、とても美しい瞬間だと思いました」。広瀬も「憧れなのか、恋なのか、そのはざまでの小鞠の心の揺れがとても繊細」と振り返る。

お互いについては「『さわやか~!!』というのが第一印象でした(笑い)」と広瀬。坂口は「広瀬さんはよく笑われる方」といい、「現場全体にいい風を運ぶ女優さん」と語った。