EXILEが29日、14人体制として初の単独ライブとなる「LIVE×ONLINE」を行った。

先月2日にボーカルATSUSHI(40)が卒業してから最初のライブで、“NEW EXILE”を存分に印象づけた。新曲「RED PHOENIX」で幕を開けると、SHOKICHI(35)がドラムをたたき、NESMITH(37)はギターを弾いて、パワフルなナンバーでスタートさせた。

新生EXILEを中心になって引っ張るAKIRA(39)によると、今回のライブは「EXILE史上最もハードで、最も攻めているセットリストにした」という。リハーサルは、トレーニングも含めて連日午前10時から午後3時まで、5時間かけてみっちり行ってきたといい「初心に帰るではないですけど、それぞれが自分を見つめなおして、ここから新たにEXILEエンターテインメントを構築していければと思います」。バラードも交えながら、激しく踊り続けた。

ラップの歌詞の変更や、一部の楽曲では振り付けもアレンジしなおした。橘ケンチ(41)は「それぞれのマインドやアイデンティティーは、より自由度高く持ち込めるようになってきたと思います。今は活性化して、どんどん細胞分裂していっている状態です」。TETSUYA(39)も「もちろん、これが『EXILEだよね!』という部分はなくしていないです。新しいものを見せながら、最後はこれが『やっぱりこれがEXILE』と思ってもらえると思います」と自信も深めている。

来年は20周年の節目でもある。SHOKICHIは「まだまだNEW EXILEの序章です」と宣言。年明けには、EXILE TRIBE(一族)でのドームツアーも控えている。AKIRAは「EXILEはLDH代表でなければならないです。みんなで気持ちをひとつにして、TRIBEにもつないでいって、『日本を元気に』するために走りだしたいです」と意気込んだ。【大友陽平】