歌舞伎俳優坂東玉三郎(70)が2日、大阪松竹座で「坂東玉三郎 初春特別舞踊公演」(19日まで)の初日を迎えた。

「お年賀 口上」の演目で幕を開け「あけましておめでとうございまする」と新年のあいさつをした。「この状況下にこの初春特別舞踊公演に、かくにぎにぎしくご来場くださいまして、まことにありがたく私もうれしく、改めて厚く厚く御礼申し上げます次第にございます」と感謝。正月にふさわしい華やかな打ち掛けを5着披露した。

大阪松竹座での公演は18年の「初春特別舞踊公演」以来3年ぶり。玉三郎は「お正月の松竹座の公演は縁が深うございまして、6回目。舞踊公演は平成26、30年に続きまして3回目。こうしてお通いにくい状況下にございましても、よくぞご来場くださいました」と話した。

「賤の小田巻(しずのおだまき)」「傾城雪吉原(けいせいゆきのよしわら)」も上演した。