俳優松下洸平(33)が11日、東京・品川インタシティーホールで音楽ライブを行った。10日に始まった自身初のライブツアー「KOUHEI MATSUSHITA LIVE TOUR 2021 HEART to HEART」の2日目で、新型コロナウイルス感染予防対策を講じつつ、品川公演を成功させた。

NHK連続ドラマ「スカーレット」に戸田恵梨香演じるヒロインの夫役で出演し、一気にブレークした松下。現在放送中のフジテレビ系連続ドラマ「知ってるワイフ」(木曜午後10時)に出演中で、俳優としての地位が確立しているが、実は音楽活動の方が先だった。

08年にシンガー・ソングライターとしてデビュー。しかし、デビュー後もなかなか結果が出ず、オーディションを受けて合格したミュージカル作品で俳優としてデビューしたのだ。その後、音楽活動は定期的に行っていたが、舞台を中心とした俳優活動がメインとなっていた。

そんな松下にとって、念願とも言える本格的な音楽活動再開となる今ツアー。客席収容率を50%まで減らし、ソーシャルディスタンスの確保やマスク、消毒、検温の徹底など、感染予防対策に最大限配慮した中で実施し、松下は約1時間半のステージを盛り上げた。

松下はMCで「いろいろ不安も多い中、みなさんが会場に足を運んでくれてこうやってライブができたことがすごくうれしいです」と思いを明かした。

「僕の曲は初めて聴くという人も多かったと思うし、自分も本当に久しぶりのライブでどうなるか不安だったけど、今日皆さんが楽しんでくれている姿を見られてすごくホッとしたし、みなさんからたくさんの元気をもらいました」と感謝の言葉を語った。

ツアーは2月24日に東京国際フォーラム、3月6日に愛知で予定されている。