漫才コンビ「東京丸・京平」の東京丸(あずま・きょうまる)さん(本名・楠本賢次郎=くすもと・けんじろう)が先月30日、心不全で亡くなったことを8日、所属する落語芸術協会が発表した。74歳だった。

長期療養中で、昨年6月10日の浅草演芸ホールでの舞台が最後の寄席出演だった。葬儀は近親者ですでに執り行われた。

京丸さんは兵庫県生まれで、17歳の時に上京。司会、漫談、コントなどを経験し、72年にコンビを結成した。78年にはNHK漫才コンクール最優秀賞を受賞するなど活躍した。

漫才やコントで短いネタをいくつか連続して行う時、ブリッジと呼ばれる特定の言葉や擬音をはさむ手法を最初に始めたのが、東京丸・京平コンビと言われている。