米俳優ブラッド・ピット(57)と女優サンドラ・ブロック(56)が、伊坂幸太郎氏の小説「マリアビートル」を映画化する「ブレット・トレイン」で初共演することが明らかになった。

映画「ワイルド・スピード/スーパーコンボ」(19年)などで知られるデビッド・リーチ監督がメガホンを取る同作には、ピットをはじめ歌手レディー・ガガやハリウッドで活躍する真田広之らの出演が発表されていたが、新たに映画「しあわせの隠れ場所」(09年)でオスカーを獲得しているブロックが加わることになった。

ピットとブロックはともに「オーシャンズ」シリーズに出演しているが、ブロックが出演したのは女性版のスピンオフ「オーシャンズ8」で、2人が同じスクリーンで共演するのはこれが初めてとなる。ブロックの役どころなど詳細は明らかにされていない。原作は東北新幹線を舞台に乗り合わせた5人の殺し屋たちのバトルを繰り広げるストーリーだが、映画版の舞台が日本になるのかどうかは明らかになっていない。

同作は昨年からすでに撮影が始まっており、12月には米ロサンゼルスの撮影現場でスタッフの1人が新型コロナウイルスの検査で陽性反応が出て撮影が一時中断されたと伝えられている。ピットも濃厚接触者となったが、その後に受けた複数回の検査で陰性が確認されたと報じられている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)