藤田ニコルが14日、TBS系「サンデー・ジャポン」(日曜午前9時54分)で、女性蔑視発言で東京五輪・パラリンピック組織委員会の会長を辞任した森喜朗氏(83)について言及した。

番組では、森氏の発言や、後任候補として推されていた川淵三郎氏(84)の就任が白紙撤回されたことについて特集。

発言の一部を切り取ったとして、メディアなどへの批判もあがっていることについて藤田は「私も全文読んだんですけど、全文読んでもいやだった」と切り捨てた。

その上で「これは、全文読んでも私はいやだと思ったんですけど、確かに切り取りはマスコミのみなさんやりすぎだなっていう部分はこのニュースだけじゃなくてもすごく思います」と話した。

爆笑問題太田光(55)は「日本人の根底に『わきまえろよ』っていう空気がある。それがよくない。森さんが発言したことで、今度は別の人がわきまえろよって。そういうことになっている」と私見を述べた。その上で「外から見て恥ずかしいっていうけど、日本人の中に、世間体を気にするとか、外国から見られて恥ずかしいっていうのが根底にあるから。昨日今日で変えられることじゃないし日本人のいいところでもあるんだよね」と述べた。

トランプ前米大統領が在任中、差別発言などをしたものの4年間大統領を務めたことに触れて「そこまで自虐的にならなくていいって日本人はって俺は思うんだけどね」と語った。

その上で、森氏の発言については「公私って分けなくちゃいけない。なんとなく、森さんは軽口としてこぼれ話として女性を4割にする苦労の中でジョークとして言ったんだけど、私の経験として、自分がジョークだと思っていることでたいてい失敗します」と自身の経験を交えて笑わせた。