テレビ東京系バラエティー番組「ゴッドタン」(土曜深夜1時45分)などを手掛ける、テレビ東京の佐久間宣行プロデューサー(45)が4日、ニッポン放送「佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)」に出演し、退社報道を認めた。

佐久間氏は番組冒頭「いやあ、あれだね、ホントね、ニュースになってたね、ワハハハ」「いやビックリしたよ、ヤフートップになってたから、俺の顔が。サラリーマンが会社辞めるってニュース、ヤフートップになる?」と笑いながらも、「ホントです。ホントだけど、こんな早く出るとは思わなかったというのが正直なところ」と、退社を認めた。

その後、佐久間氏は「報道の通り、3月31日でテレビ東京を退社いたします。ただ、以後もテレビ東京と契約をして『ゴッドタン』『あちこちオードリー(~春日の店あいてますよ?~)』『考えすぎちゃん』などは全て継続して、プロデューサーも演出もやります。たぶんですけど、特番や新番組もやります」と宣言。ただ「ただ、立場としてはフリーに近い立場なので、外でもお仕事させていただくと思います」と説明した。

退社の経緯については「3年前か4年前から、自分で編集して、カンペを出すディレクターとしては、最年長なんですよ」と現状を明かし「会社とは何回も話し合いしてたの。管理業務もして、おかげさまで少し出世もしてね。そうすると現場にベタ付きはできなくなるよ、みたいな話。他局だと、ディレクターずっとやってる方いるかもしれないけど、テレビ東京ではそうはならなくて、管理職をやらなくてはいけないという話になって。正直まだディレクターやりたいなと思いまして」と、現場希望が理由と説明した。

家族とも相談したという。「ディレクターやりたいなら会社を辞めることになる。サラリーマンって家族持ってるから。そうしたら奥さんが『私が会社で働くから、いざとなったら食わせるから、好きにやれば』と言われて。そこで決断した」と明かした。

さらに佐久間氏は、退社の「もうひとつの理由」にも言及した。「父親を55で亡くしてるんですよ。その年齢、55というのが頭にあって。もう少し生きたいけど、そこで一区切りと考えるクセがついてて、今年誕生日を迎えた時、『うわあ、55まであと10年だな』と思って。そう思ったとき、この10年後悔しないように生きたいと思って。そうすると、向いてない管理業務をやるよりは、番組を作る仕事をある程度の年齢までやりたいなと思って」と説明。「それを会社に正直に言って。これがですね、全然もめなかった、ワハハハ。もっと執拗な引き留めがあると思った。全然ない。みんなガッカリはするのよ、でも『番組やるんでしょ』、全然変わらない(みたいな)。もっと引き留めて欲しかった」と苦笑いした。