黒谷友香(45)が4日、東京・新国立劇場小劇場で開幕する舞台「画狂人 北斎」初日会見で、演出の宮本亞門氏から“打たれ強さ”を絶賛された。

「画狂人 北斎」は、江戸時代を代表する浮世絵師・葛飾北斎と娘お栄の親子を軸に、江戸と現代を行き来する中で「画狂人」と呼ばれた北斎の生き様を問う物語。北斎の大ファンの宮本氏が17年に朗読劇、19年に舞台化し、成功を受けて海外への展開や発信を見据えて再上演する。

劇中で、お栄と現代パートで麗奈の2役を演じる黒谷は、初演に続き再演でも、宮本氏から厳しく演出されたという。ただ、同氏は黒谷を「前回も、今回も…この人、傷つかないんですよ。絶対にへこたれないから、もっと言いたくなるクセがある。案外、そういう人」と評した。

黒谷が「あはははは」と、あっけらかんと笑いつつ「つらくない」と返すと、宮本氏は「こう言うんですよ。この人は芯が強い」と褒めた。北斎役の升毅(65)から「僕が黒谷友香ならここにいない」と突っ込まれると、黒谷は「やだぁ! (宮本氏に)言われすぎて分からない…きてます。本当に、ありがたい言葉ばかり頂いた。また頑張っていきたい」と笑みを浮かべた。

会見には陳内将(33)津村知与支(45)水谷あつし(55)平野良(36)も登壇した。