“声優界のアカデミー賞”とも言われる、第15回声優アワードの授賞発表が6日、文化放送のインターネットラジオ「超! A&G+」の特別番組「文化放送 超! A&G+スペシャル 第十五回声優アワード授賞者発表SP」で始まった。同局に20年4月に入社した坂口愛美アナウンサー(31)が、初めて司会を務めた。

坂口アナは「私、今日、初めて担当させて頂きます。ワクワクします」と緊張の面持ちで口にした。そして「新型コロナウイルスの感染予防を考慮した内容でお送りします」と説明した。20年はコロナ禍で授賞式が中止となり、今年同様、同番組での発表となったが、今年は一部、取材陣を呼び込み、ソーシャルディスタンスなどに配慮する形で授賞式が行われている。

2006年(平18)の第1回から司会を務める長谷川太アナウンサー(55)は「第1回から担当しております。若手からベテランの肩まで、たくさんの方々が受賞し、飛躍しております。発表がないなんてことは、ありえない」などと熱く語った。

受賞者のコメントからは、コロナ禍で難しい対応を迫られている中、エンターテイメントであるアニメ、声優の世界で格闘している様子が伺えた。長谷川アナが「楽ちんなことはない。(コロナ禍で)4つ、やらなくてはいけないことを10やる中、精進し、一生懸命やっていることが伝わる」と語れば、坂口アナも「こんな1年だからエンターテイメントの力を感じますね」と語った。