黒柳徹子(87)が30日、オンラインで「窓ぎわのトットちゃん」刊行40周年記念会見を行い、出演するテレビ朝日系長寿番組「徹子の部屋」終了後の将来について「政治記者になりたい」と明かした。

かねて「100歳まで働く」と公言している黒柳。現在87歳で、これからの働き方を聞かれると「91歳くらいで『徹子の部屋』が(放送開始から)50年なので、50年で終わると思う。終わったら政治の勉強をして、政治記者になりたい」と話した。また「私が『総理!総理!』と聞いたら答えてくれるだろうと思うので、政治記者になるのが希望です」と語った。

黒柳の小学校時代を描いた自伝的小説「-トットちゃん」が3月に発売40周年を迎えることを記念して行われた会見で、黒柳は「とてもうれしく思っています。もう40年もたったんだとびっくりしています。こんなにたくさんの方が読んでくださって、心からお礼申し上げたい」。

物語の舞台となった東京・自由が丘にあったトモエ学園、恩師の小林校長先生にも感謝し「難しい芸能界を67年変わることなくトットちゃんでいられたのは、トモエ学園のおかげ」と話した。

また、黒柳自身が朗読する同作のオーディオブックが31日から配信されることも発表。刊行まもなくカセットテープに収録された音声がもとになっており、黒柳は「今聞いてみるとそんなに下手ではないなと。ご自分の子どもに聞かせてくれればうれしい」と笑顔を見せた。