NHK連続ドラマ小説「おしん」TBS系「渡る世間は鬼ばかり」などで知られる脚本家の橋田寿賀子(本名岩崎壽賀子=いわさき・すがこ)さんが4日、午前9時13分、急性リンパ腫のため、亡くなったことが5日、分かった。95歳。

NHK大河ドラマ「いのち」TBS系「結婚」などの橋田さんの作品に出演し、16年には橋田賞の特別賞を受賞した三田佳子(79)がコメントを発表した。

「突然のご訃報に、声も出ませんでした。先生はいつも明るく、不死身の方と思っていましたのに」と訃報に驚いた様子。

「1982年、ご主人のプロデュースされたドラマ『結婚』で初めてご一緒しました」と橋田さんの夫で、TBSラジオプロデューサーだった岩崎嘉一さんとの思い出に触れ、「その後、私の女優としての代表作となった大河ドラマ『いのち』では、1年3カ月の撮影期間を通して、毎回毎回、先生とお話を重ねながら役作りに励んだことを思い出します。ちょっと毒舌のようで、実はかわいらしく、お茶目な先生の語り口が、耳に残っています。先に逝かれたご主人と、やっと一緒になられましたね。どうぞ安らかに」と追悼した。

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