米倉涼子(45)城田優(35)が、エンターテインメントショー「SHOWTIME」(東京・東急シアターオーブ、6月23~27日)で舞台初共演することが14日、分かった。2人の共同プロデュース作品となる。

米ブロードウェーのクリエーターらに敬意を込め、コロナ禍で打撃を受けた演劇界にエールを送るべく企画された公演。ミュージカルの名曲をメインに、歌やダンスを披露する。

米倉は12年にミュージカル「シカゴ」に主演し、ブロードウェーデビュー。城田は同作の脚本・演出・振り付けを手掛けた故ボブ・フォッシー氏の代表作「ピピン」日本語版公演(19年)に主演するなど日本ミュージカル界で存在感を放つ。このほど舞台を愛する2人がオファーを快諾し、共同プロデュースが始動した。

米倉は「シカゴ」で12、17、19年の3度ブロードウェーに出演。同作の25周年記念公演として今年4度目の出演を予定していたが、コロナ禍で中止になってしまったという。米倉は「こんな時だからこそ何か出来ることはないか」という関係者の熱意に心動かされたといい、「今回新たなチャレンジをさせていただけることとなりうれしく思います」と話す。ともに出演、プロデュース、構成、演出を行う城田も「物作りが楽しくて仕方ない今の僕にとって、この上ない幸せでいっぱいです」と意気込む。

念願のミュージカル楽曲にも挑戦するという米倉は「カンパニーメンバー全員ですてきな時間を皆さんと共有し、お届けできるように精いっぱい頑張ります!」と気合。城田はコロナ禍で上演を迎えることについて「今は“SHOW MUST GO ON”の精神で、会場に来てくださる全てのお客様に、歌とダンスと音楽で、前を向く力、勇気と元気とやる気をお届け出来るよう、精いっぱい尽力させていただきます」と話している。

振り付けを大澄賢也が務め、森崎ウィン、JKimらが出演。日替わりゲストとして中尾ミエ、前田美波里も登場する。