昨年10月に亡くなった作曲家筒美京平さんのトリビュートコンサートが、17、18日の2日間、東京国際フォーラムで開催され、郷ひろみ(65)野口五郎(65)ら総勢29組が出演した。

作品総売り上げ枚数は国内作曲家歴代1位の7600万枚超え、60年代から50年間にわたって数多くのヒット曲を世に送り出した筒美さんの楽曲だけで構成されるコンサートが実現。郷は「ずっと見ていたんですけど、見ている皆さんもワクワクしていたと思います。なかなかこういう機会はないですし、1番喜んでくれているのは京平先生なんじゃないかと思います」。この日はデビュー曲「男の子女の子」と代表曲「よろしく哀愁」を披露。デビュー曲について「およそ50年ほど前の曲になるんですけど、こうして50年たっても色あせることなく、僕が歌える曲を書いてくれたというのも、本当に京平先生のすばらしい才能なんだと思います」と感謝した。

また野口は、この日披露した「甘い生活」をはじめ、筒美さん提供による楽曲が108曲に及ぶといい「控室で聞いていても涙が出てくる。今日ほどお客さんになりたい日はない」と感慨深げに話した。また「京平先生はなぜか僕にきつい曲が多くて…。でもこの曲は“グッと楽”なんですよ」と「グッド・ラック」を披露。得意のダジャレで、会場を盛り上げた。

他にもジュディ・オング(71)が「魅せられて」、松本伊代(55)早見優(54)森口博子(52)武藤彩未(24)が南沙織の「17才」、ROLLYはTOKIOの「AMBITIOUS JAPAN!」など、各日45曲が披露された。