NHK連続テレビ小説「おちょやん」(月~土曜、午前8時)の19日に放送された第96話の平均視聴率が16・1%(関東地区)だったことが20日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は65話の18・9%。

上方女優の浪花千栄子をモデルに描くドラマ。主人公の竹井千代役を杉咲花が演じる。シンガー・ソングライター秦基博が主題歌を担当し、書きおろしの新曲「泣き笑いのエピソード」で盛り上げる。

あらすじは、復興した道頓堀で千代と一平(成田凌)が中心となり旗揚げした鶴亀新喜劇の大成功から1年がたった。昭和25年、鶴亀新喜劇では、1周年の記念興行を行うことになり、団員の士気も上がっていた。演目は、一平の発案で、旗揚げ公演で人気だった「お家はんと直どん」に決まった。実は新作が書けないのではないか。千代は一平が気がかりだった。そんな折、歌劇団出身の灯子(小西はる)が突然、劇団を辞めると言い出す。千代は灯子に辞めないように説得するが、灯子は聞く耳を持たない。灯子が辞めようとしていた理由は、実は一平と何かがあり、劇団に居づらくなったからだった。

一平と灯子は間違いを犯してしまったのだった。劇団員の中にも一平が灯子の家から出て行くのを見た者がいた。それでも信じようとする千代に、一平は「堪忍」と手をついて謝る。