“伝説の家政婦”を呼ばれるタサン志麻さん(42)が、「第13回ベストマザー賞2021」の「特別部門」を受賞し、6日、都内で行われた授賞式に出席した。

盾やブーケを受け取ると「公私ともに支えてくれている夫の顔が浮かびました。彼がいなかったらここに立てませんでした。両親が遠くに住んでいて、子育ても夫と二人三脚なので一緒に受賞した気分」とフランス人の夫に感謝した。

家庭の冷蔵庫にある食材で、依頼主の家族構成に合わせた1週間分のつくりおきなどを3時間で仕上げる仕事ぶりで「予約が取れない伝説の家政婦」としてテレビ出演も相次いでいる。

3歳の長男と1歳の次男の2児の母だが、家庭では「普段の家事は旦那さんに丸投げしてしまうので完璧ではないです」という。それでも「どんな気持ちも我慢することなく夫と協力して、フォローしあえていると思います。100%の母ではないですけど、(夫と)2人でいい感じになっていればいいです」と笑顔を見せた。

同賞は、一般社団法人日本マザー協会が「ママの多様性、子育ての多様性」をテーマに、08年から開催。今回はほか、政治部門を三浦瑠麗氏(40)、スポーツ部門を潮田玲子(37)、芸能部門を篠田麻里子(35)、文化部門を蛯原友里(41)、芸術部門を蜷川実花(48)がそれぞれ受賞した。