NHK連続テレビ小説「おちょやん」(月~土曜、午前8時)の11日に放送された第112話の平均視聴率が17・1%(関東地区)だったことが12日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は65話の18・9%。

上方女優の浪花千栄子をモデルに描くドラマ。主人公の竹井千代役を杉咲花が演じる。シンガー・ソングライター秦基博が主題歌を担当し、書きおろしの新曲「泣き笑いのエピソード」で盛り上げる。

あらすじは、熊田(西川忠志)から最後の仕事として千代に1日だけ鶴亀新喜劇の舞台に立ってほしいとお願いされた千代。熊田からその話を聞いた一平(成田凌)は「引き受けることはあらへん」と否定した。千代は浮かない表情で心ここにあらずな日々だった。そんな姿に春子(毎田暖乃)は元気出してもらおうと、くず湯を作ったが、出来たものは固まっていて失敗作。しかし千代は心を動かされた。悩み続けていた千代は、道頓堀に向き合うことを決め、春子を連れて2年ぶりに帰ることにした。そして岡福でシズ(篠原涼子)やみつえ(東野絢香)らと再会を果たした。春子はシズらとすぐに仲良くなり、そこで将来の夢を聞かれた。看護婦と返答したが勉強が出来ないことを理由に肩を落とす春子。その消極的な会話を聞いていた千代は心配した。その後、千代が帰ってきたことを聞きつけた鶴亀新喜劇の団員も岡福に押し寄せた。寛治(前田旺志郎)とも再会し、以前に黙って出て行ったことを謝り、さらに春子を娘として紹介した。寛治は「妹やな」と受け入れ、春子も新しい家族が出来たと喜んだ。その晩、千代らはみんなとの再会を喜んだ。