フジテレビは12日、「FNS27時間テレビ」の放送を昨年に続いて断念することを発表した。

「27時間テレビ」は1987年から、フジテレビ系列の各局で放送してきた。昨年は8月の放送を目指して準備を目指していたが、新型コロナウイルス感染拡大により、34回目にして初の放送中止となっていた。

同番組は78年から始まった日本テレビ系のチャリティー番組「24時間テレビ Iは地球を救う」に対抗する形で誕生。例年7、8月にバラエティー中心の構成で放送されていたが、17、18年は9月、19年は11月にテーマを決めて収録コーナーを増やして放送されていた。

フジテレビは「今年も『FNS27時間テレビ』の実施に向けて検討しましたが、『FNS27時間テレビ』は、日本全国のFNS系列各局と長期間、協力して制作・放送しており、その意味で新型コロナの現状では、実施は難しいと判断しました」とコメントを発表した。