車いすユーザーのコラムニスト伊是名夏子さんが、電車利用をめぐるトラブルを明かした投稿をめぐり現在も一部から誹謗(ひぼう)中傷など攻撃が続いているとし、「私が使う言葉の一つ一つや行動を、批判、誹謗中傷するのはやめてください」とあらためて訴えた。

伊是名さんは13日、ツイッターを更新。被害について書き出し、「言う人は何も考えず、むしろ自分はいいことをしていると思ってやっているのかもしれません。でも私は私の人格、生活、交友関係をはじめとする全てを、匿名のネット上の人に、ぐちゃぐちゃにされ、それが拡散されていく。夜も眠れない。私にとっては誹謗中傷です」とした。

そうした悪質なツイートへの対処として、フォロワーらから「見なければいい」という助言も少なからず寄せられたという。しかし「それは違うと思ったのです。いじめられて、学校に行けない人に『学校に行かなくていいよ』というのと同じではないです?いじめるほうが悪いのに、どうして私が選択肢を奪われ、隠れて生活しないといけないのか」と疑問を投げかけ、「私はTwitterの使い方に悩むし、間違うし、誤解を与えてしまいます。でもだからと言って、揚げ足とるように、私が使う言葉の一つ一つや行動を、批判、誹謗中傷するのはやめてください」と求めた。

伊是名さんは先月4日、ブログで「JRで車いすは乗車拒否されました」と題した記事を投稿。車いす対応をめぐる駅員とのやりとりをつづり、物議をかもした。