東京・国立劇場小劇場で上演中の「5月文楽公演」が18日、出演者の吉田玉誉が新型コロナウイルスに感染したことを受けて、この日の公演を中止した。

発表によると、吉田に発熱症状があったため医療機関を受診し、PCR検査を受けたところ、陽性と判定され、現在は、保健所からの指示を確認中という。この日の公演は「お客様ならびに出演者・スタッフの安全・安心を最優先し、上演を中止いたします」とし、19日以降の公演については、決定次第、日本芸術文化振興会のホームページで発表するという。

客席への影響はないことが保健所でも確認され、国立劇場大劇場についても安全が確認されているといい「国立劇場では、引き続き、お客様ならびに出演者・スタッフの安全・安心を最優先に、感染拡大防止に取り組んでまいります」とした。