城桧吏(かいり=14)が主演する映画「都会のトム&ソーヤ」(7月30日公開、河合勇人監督)に、市原隼人(34)本田翼(28)森崎ウィン(30)ももいろクローバーZ玉井詩織(25)が出演することが23日、分かった。

今作はシリーズ累計200万部を超える、はやみねかおる氏の人気の推理小説シリーズ「都会(まち)のトム&ソーヤ」が原作。ごく普通の中学生だが、実は類いまれなるサバイバル能力を持つ内藤内人(ないとう・ないと)と、一大財閥の竜王グループの御曹司で学校一の秀才である竜王創也(りゅうおう・そうや)の対照的な2人が、天才ゲーム・クリエーター集団「栗井栄太」が仕掛ける、街中を舞台にしたリアルRPGゲーム「エリアZ」に出現する数々の謎を解き、ゲームクリアを目指すために、都会のさまざまな場所を舞台に推理と冒険を繰り広げていく物語。

主人公の内藤内人を城桧吏が、竜王創也を、今作で映画デビューする酒井大地(15)がそれぞれ演じる。ほか豊嶋花、中川大志の出演が発表されていたが、今回、正体不明のゲームクリエーター集団「栗井栄太」の4人を市原隼人、本田翼、森崎ウィン、玉井詩織が演じる。主人公の若い2人を、実力派が支える形だ。

 

市原ら4人はそれぞれコメントを寄せた。

◆市原隼人 とても楽しい現場で、もっとこの現場でお芝居をしたいと物足りなさを感じるほどでした。夢に向かって努力し、仲間が出来ることの素晴らしさや、誰もが思うまたあの時に戻りたいという懐かしさのようなものが感じられる作品になっていますので、ぜひその世界観を味わってもらいたいです。

◆本田翼 映画を見ながら謎解きゲームに参加しているような感覚を楽しんだり、内人や創也たちの友情や成長に感動したりできる作品になったのではないかと思います。ゲームの魅力が詰まった好奇心がくすぐられる冒険のような映画になったと思いますので、ぜひお楽しみください。

◆森崎ウィン 監督とみっちり話しながら、見た目から役作りして臨んだ現場でしたが、とても刺激をもらいました。原作もそうですが、台本を読んでいるだけでも純粋にワクワクする作品なので、映像という立体感の中でキャラクターたちと一緒に、未知なる冒険を楽しんでいただきたいと思います。

◆玉井詩織 都会を舞台に冒険が繰り広げられる本作には、何歳になっても夢を大事にしてほしいという思いが込められています。未来は無限大だし、自分の好きなように進んでいけるというのはすごい冒険だと思います。この作品に出演して、自分自身も未来に向かって冒険していきたいと思いました。

 

また、今作のポスターや本予告映像も解禁されたほか、主題歌には緑黄色社会が書き下ろした「アーユーレディー」が決定した。

◆緑黄色社会 見た人に夢をみせるような、思い出させるような作品「都会のトム&ソーヤ」に楽曲で参加できたことをとてもうれしく思っています。河合勇人監督の映画で主題歌を担当するのは2度目で、お声がかかったからには今回も全身全霊でお応えしたいと張り切って制作に臨みました。曲タイトルになっている「アーユーレディー」は映画から引用したものですが、曲に込めた「アーユーレディー」は他の誰でもない“自分自身への問いかけ”です。なかなか1歩が踏み出せずどこか悶々とした日々を過ごしている人が、いま1度自分の夢ややりたいこと、生きがいと向き合うきっかけになったらうれしいです。