フジテレビは28日、「適応障害」治療のため芸能活動を休止し、同局系の7月期主演連続ドラマを降板した女優深田恭子(38)の代役に、女優比嘉愛未(34)を当てることを決定した。

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深田の降板が発表されてから2日間、いろいろな女優の名前が代役候補に挙げられた。比嘉愛未の名前を聞いて、フジテレビはラッキーだなと感じた。

同局のヒットドラマ「コード・ブルー」シリーズでは、フライトドクター役の山下智久、新垣結衣、戸田恵梨香に交ざって、それを支える看護師役を演じた。同世代の俳優の中でも、落ち着いた趣を見せてくれた。

比嘉と新垣、戸田はプライベートでも仲が良いことで知られる。特に同じ沖縄出身の新垣にとっては、心の支えになる良きお姉さん的存在とされる。昨年12月に戸田、今月新垣が結婚発表した。2人の幸せを感じつつ比嘉は今回、注目作で主演をはることになった。

「推しの-」の脚本を務める阿相クミコさんは、11年の同局系大ヒットドラマ「マルモのおきて」が代表作。芦田愛菜、鈴木福の双子と、その義理の父親役の阿部サダヲが注目を浴びたが、ドラマを支えたのはヒロイン役の比嘉だった。そんな相性の良さもある。きれいで頼りになる実力派。それが比嘉愛未という女優だ。【小谷野俊哉】