フジテレビの今年10月期の窪田正孝(32)主演の連続ドラマ「ラジエーションハウス2~放射線科の診断レポート~」の場面写真が18日、公開された。

原作は「グランドジャンプ」(集英社)で連載中の同名コミック。コミックのシリーズ累計で165万部を突破している。19年4月期の連続ドラマの第2弾。

シリーズ第1弾で、五十嵐唯織(窪田)は“写真には必ず真実が映る”、と信じる診療放射線技師。アメリカで最も権威ある放射線科医・ピレス教授から才能を認められた唯織は、ずっと思いを寄せていた幼なじみの甘春杏(本田翼)が放射線科医として勤務する甘春総合病院に採用された。医師免許も持つ唯織は、その天才的な読影能力を発揮。新人放射線技師の広瀬裕乃(広瀬アリス)や、放射線技師長の小野寺俊夫(遠藤憲一)ら、ラジエーションハウスの仲間たちと力を合わせ、数々の患者の命を救った。

そして、ピレス教授から、人工知能を使った読影補助ソフトの開発プロジェクトに誘われた唯織は、渡米を決意し、仲間たちに別れを告げた。杏は、そんな唯織に「あなたが手出しできないくらい優秀な放射線科医になってみせます。だから、必ず戻ってきてください」と約束する。

今回公開されたのは窪田演じる天才放射線技師の主人公・唯織が日本に2年ぶりに帰国し、本田演じる思いを寄せる幼なじみの放射線科医・杏とラジエーションハウスで再会して言葉を交わすシーンや、放射線技師・裕乃(広瀬)が唯織に「多くの仲間がラジエーションハウスからいなくなりました」と切実に話すシーンなど。

シリーズ第2弾の第1話では、約束から2年後。プロジェクトが一段落した唯織(窪田)は、日本に帰国し、甘春総合病院への復帰を望んでいた。だが、甘春総合病院は、院長だった大森渚(和久井映見)の後を引き継いだ新院長の灰島将人が病院の合理化を実施。「放射線科医はいらない」と言い出し、読影はすべて外部の「遠隔画像診断センター」に委託してしまう。それに伴い、ラジエーションハウスも規模が縮小され、黒羽たまき(山口紗弥加)、軒下吾郎(浜野謙太)、威能圭(丸山智己)、悠木倫(矢野聖人)は、甘春総合病院を辞め、それぞれ別の病院などに転職していた。

そんなある日、ヴァイオリニストの宝生真凛がリサイタル中に倒れるという事態が起きる。客席にいた灰島は、彼女を甘春総合病院へ救急搬送する。

 

一方、裕乃(広瀬)は、最近様子がおかしかった小野寺(遠藤)が認知症予備軍と診断されたことを知り、たまきや軒下らに助けを求める。小野寺が今まで通りに仕事を続けていくためには周りのサポートが必要、と考えたからの行動だった。しかし、たまきたちの反応は冷たかった。同じ頃、唯織は、杏の父親でもある前々院長の甘春正一(佐戸井けん太)を訪ねていた。そこで唯織は、杏がすでに甘春総合病院にいないことを知る。

そんな折、仕事を終えて帰路についた杏(本田)は、妊娠中の森迫由美(森矢カンナ)が腹痛に襲われ苦しそうにしているところに遭遇する。由美は、かつて唯織たちがその命を救った世界的な写真家・菊島亨(イッセー尾形)の娘だった。そして、そこに唯織が現れる。