ハロー!プロジェクト(ハロプロ)のアイドルグループ、アンジュルムの笠原桃奈(17)が年内の活動をもってグループ及びハロプロを卒業することが21日、分かった。同日、グループの公式サイトで発表した。

笠原は今後、海外に行き歌やダンスを学ぶ意向という。

同サイトでは「卒業については昨年末に話があり、今年に入って具体的に進めていきました。アンジュルム、ハロー!プロジェクトで活動していくうちにたどり着いた、海外に身を置き歌とダンスを勉強したいという新しい目標。本人の覚悟と決断は相当なものだと思います。笠原の新たなチャレンジをメンバー、そしてスタッフ一同、応援したいと思っています」と報告した。

アンジュルムでの活動は年内までで、具体的な時期は、決まり次第改めて発表するという。

23日には、新シングル「はっきりしようぜ/泳げないMermaid/愛さルートA or B?」がリリースされるほか、来月17日からはハロプロのコンサートツアーも始まる。「卒業のその日まで、全力で活動していきますので引き続き、笠原桃奈、そしてアンジュルムの応援をよろしくお願いいたします」とつづった。

続いて笠原本人のメッセージを掲載。「突然のご報告で皆様には色々な気持ちを抱かせてしまっていると思います。申し訳ありません。私は新しい大きな夢のために、一度芸能界を離れ一人で進む決断をしました。卒業後は夢を実現するために、海外に身を置き、改めて歌やダンスを学びます。そこで視野を広げ、ステージの上での在り方を磨きたいと思っています」などと記した。

さらに「私にとって、アンジュルムがなによりも今の人生の全てです。大切で、大好きで、アンジュルムがなければ今の私は存在しません。だからこそ、十代で離れる決断をしました。私は此処で、歌やダンス、ステージの楽しさだけでなく、自分を好きでいてくれる人たちと愛を伝え合う楽しさや幸せを教えてもらいました。私は世界で一番、アンジュルムというアイドルが好き。だからそんなアンジュルムを好きでいてくれる皆さんを心から、世界で一番大好きだと言い切れます」などとグループへの愛をつづった。「最後まで駆け抜けます」と決意をつづった。

笠原は16年7月16日にグループに加入。かっさーの愛称で親しまれ、得意のダンスなどを中心に活躍してきた。