NiziUで、打順を組んでみた-。

東京オリンピック(五輪)の侍ジャパン内定選手が16日、発表された。他にも、全国各地で高校球児による、熱い夏が始まった。「あれ、NiziUって、9人組じゃないか!」。そこで、勝手に野球チームを作り、打順を組んでみた。ちなみに筆者は野球にそこまで詳しくないので、野球記者に一応、取材をした。

打順・ポジション(適性理由)メンバーの順で、発表する。

1番・中堅(足速い)RIO(19)

一切迷いはなく、即決。元陸上部で、足の速さはピカイチ。グループの中でも、ダンス歴や経験値が高く、高い身体能力も持ち合わせる。それに加え“切り込み隊長”的な部分も。グループのためならと、自ら先陣を切ってチャレンジすることが多い。昨年のデビュー時のインタビューで、1番最初の質問に数秒の沈黙が生まれた中「じゃあ、私が」と手を挙げ回答。「Take a picture」のMVでも、先頭で遊園地に潜入するなど、いつでも先頭に立ってくれている。これほど適任はいないと判断した。

2番・二塁(小技うまい)MAYA(19)

実は元陸上部。足の速さに加え、守備力も重要となるポジション。走り方は独特だが、パフォーマンスで見せる表現力は一級品。加えて芸能人から動物まで幅広い“守備範囲”のものまねや、日本テレビ系「スッキリ」の「天の声」も完璧にこなせる逸材だ。RIOとの“オンニ(お姉さん)コンビ”で、チームに流れを引き寄せる。後に発表される遊撃手とのコンビネーションも考えての抜てき。

3番・遊撃(センスチーム1)MIIHI(16)

やってきました、圧倒的アイドル。ウインク1回で、何人もの人が犠牲になったことか。16歳だが、ここぞという場面では、しっかり結果を残す。運動神経に自信がないというが、スター性でカバーすることを期待。守備力が問われるポジションだが、エラーしたとしてもMAYAなら、絶対に許してくれる。後に発表される捕手と、この2人のチームワークは抜群。盗塁阻止も簡単だろう。

4番・一塁(主砲)AYAKA(18)

チームの主砲で、不動の4番。元テニス部というアドバンテージに加え、強心臓の持ち主。今後が楽しみな魅力も隠し持つ。全球フルスイングを心がけ、ホームランを狙う。狙い球はストレート。三振に終わっても、気にしないタイプ。唯一の懸念点は、おっとりしている性格のため、後に分かる投手からのけん制球をスルーする可能性がある。

5番・三塁(一芸あり)RIMA(17)

何でもそれなりにこなせる天才。努力でつかんだ自分だけのラップに加え、モデル顔負けの美貌、魅力的なボイスも兼ね備える。「ぴーぬ」という独自の世界観を持ち、そのゾーンに入った時のパフォーマンスに期待。試合1週間前から、毎日パスタを2口で食べ「グリコーゲンローディング」も完璧。心配な部分は負けている時に、勝手にルールを変更しないかどうか。

6番・左翼(チャンスに強い)MAKO(20)

ここで、われらがリーダーの登場。どこにいても輝けるオールラウンダー。パフォーマンス時、端にいても、まるでいつもセンターにいるかのような輝きを放つ。礼儀正しさも有名。「NHK紅白歌合戦」リハ後の囲み取材では、スタッフからマイクをもらい、説明を受ける約7秒間で、目を見ながら6回も「はい」と、返事。打席前でも必ず「よろしくお願いします」と一礼しそう。しかし、内野にいるとピンチの場面で何回も、しかも長時間のミーティングをしそうなため、少し距離をとり、左翼に。

7番・右翼(いぶし銀)MAYUKA(17)

チームの大黒柱。この人なしに、勝利はない。主人公にも、裏方にもなれる珍しいタイプ。常に周りをみることができ、臨機応変に物事に対応できる。自分に今、何が求められているか理解できる。バントもうまそう。AYAKAと同じで本番にとても強く、あまり動じないタイプ。初出場となった紅白でマイクトラブルがあったが、アドリブも加えピンチをチャンスに。RIMA、MAKOと「幸せクローバー」の連携にも注目だ。

8番・捕手(頭脳派)NINA(16)

末っ子だが、頭脳明晰(めいせき)。信じられないくらい語学堪能。相手打者の弱みを把握し、投手をリードする。チーム1ともいえる長い足が、キャッチャーだともったいないという声も聞こえそうだが、盗塁阻止の時に見えるのでお許しを。責任感も強く、努力家。なにより、8人の事が大好き。これほど、チームのために献身的になれるのはNINAしかいない。

9番・投手(孤高のエース)RIKU(18)

ここも割と早く決定した。理由は「やりたい!」と言いそうだから。NINAの配球にほとんど「NO」と首を横に振るくらい、ストレート大好き。だが、バッテリーの相性は抜群。インタビュー時、NINAは隣にいたRIKUに何度も甘えていた。心配な部分は、一塁AYAKAがけん制球をスルーした時に「フワフワしたらあかんで!」と激怒しないかどうか。空手の黒帯所持者だけに、スポーツの場での集中力も。さらに、全世界に知られている「Make you happy」のサビの歌い出しは、このRIKUだ。以降、何度もサビを歌唱。チームのムードメーカー、エンターテイナーとして、頼れる存在だ。

26日で結成1周年。30日で、プレデビュー楽曲「Make-」のリリースから1周年となる。現在、国内の音楽シーンを席巻しているが、彼女たちの目標は「グローバル」。近い将来、国内だけにとどまらず、世界の打席にも立つだろう。9人らしく連打でつなぎ、チーム全体の力で、世界の舞台で輝いて欲しい。【佐藤勝亮】