佐藤二朗(52)主演のNHK連続ドラマ「ひきこもり先生」(土曜午後9時)で、佐藤演じる上嶋陽平の娘・ゆい役を好演している女優吉田美佳子(22)が、このほど日刊スポーツの取材に応じた。

ゆいは陽平と4歳で離ればなれに。ひきこもっていた陽平が不登校生徒の集まるクラスの非常勤講師に就任したことを記事で知り、十数年ぶりに連絡をとって再会する。陽平と不登校生徒の関係とともに、親子関係もドラマの両輪となる。

吉田は娘役の役作りについて「少し似ている部分を深く掘るというか、生い立ちは違うけど『寂しいな』とか親に抱く感情を出せるように。そういうアプローチは初めてです」。7月3日放送の第4話は2人の再会シーンがハイライト。「二朗さんとちゃんとコミュニケーションできているなってすごく感じました。相手からもらう、それで芝居なんだって学びました」。

これまで金髪キャラや、倒壊ビルに埋もれて声だけで出演する役など、少し変わった役柄が多かった。今回は制服が似合う王道の女子高生役。「吉田美佳子にしか出せないものがあって、こんな役をやらせたいって思わせる女優さんでありたいです。生涯女優で!」。【佐藤成】