2022年に即位70周年を迎えるエリザベス女王が、来夏に行われる記念式典に王室を離脱したヘンリー王子とメーガン妃夫妻を招待したと英デイリー・メール紙が報じた。

式典は6月2日から5日まで4日間に渡って行われるが、報道によると夫妻は女王の公式誕生日を祝うパレード「トルーピング・ザ・カラー」への出席を予定しているという。女王は夫妻に会えるのをとても楽しみにしていると確信していると関係者は語っている。現時点で長男アーチー君(2)と4日に誕生したばかりの長女リリベットちゃんが参加するかどうかは明らかになっていないが、実現すればリリベットちゃんのお披露目の場となる可能性もある。

現在は米カリフォルニア州で暮らす夫妻は現役王室メンバーとして復帰しないことを発表しているだけに、どのような立ち位置で参加するのかも注目されそうだ。トルーピング・ザ・カラーでは、王室メンバーがバッキンガム宮殿のバルコニーに登場するのが慣例だが、人数に限りがあるため2人がここ参加するのかも分かっていないという。

ヘンリー王子夫妻は今年3月に米CBSテレビのインタビュー番組で王室を批判する暴露発言を行い、父チャールズ皇太子や兄ウィリアム王子との確執が取りざたされているが、女王との関係は良好だと言われている。メーガン妃はヘンリー王子と結婚した2018年に開催されたトルーピング・カラーで初めてバルコニーに登場しているが、12日に行われた今年のパレードは新型コロナウイルス感染拡大の影響で規模を縮小しており、夫妻は参加を見合わせている。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)