シンガー・ソングライター土岐麻子(45)が、がんのため亡くなった父でサックス奏者の土岐英史さん(享年71)の葬儀を終えたことを報告し、「泣きやめずにいますが、とにかく父に迷いなく安心してもらえるように、全力でちゃんとしっかり受け止めます」と思いをつづった。

土岐は1日、インスタグラムを更新し、「長い間更新が滞ってしまいましたが、父が亡くなり、昨日葬儀を終えました」と報告。「2年8ヶ月前に癌と診断されたとき、落ち込むこともありながら『最後まで仕事を続ける』という信念を掲げ、治療に向き合っていました。その姿には逆に家族が励まされるほどでした」と、入退院を繰り返しながらもアルバムのリリースやライブ活動を続けた父の姿を振り返った。

英史さんは今年4月に体調を崩し、最後の1カ月は家族とともに自宅で過ごしたという。「息を引き取る直前まで意識があったし、音楽の話もしてくれました。仕事でも家でも、最後の最後まで父は父で、体は病に入り込まれていても、病人ではなかったのだなと思います。私が見てきた2年8ヶ月の父はそういう姿でした」とつづり、「泣きやめずにいますが、とにかく父に迷いなく安心してもらえるように、全力でちゃんとしっかり受け止めます」とした。