NHK正籬聡放送総局長の定例会見が21日、東京・渋谷の同局で行われた。

東京オリンピックの開会式の作曲担当を辞任した小山田圭吾氏(52)がコーネリアス名義で楽曲を制作するEテレ「デザインあ」(月~水曜午前8時35分、土曜8時25分)の放送を取りやめたことについて「記事等の事実確認をして、ご本人が内容を認めたので、一連の経緯を総合的に判断した」と説明。「東京五輪・パラリンピックでは、共生社会を実現していくことが1つのレガシーになる。放送でもそういったことを実現していきたいので、その中で判断した」と述べた。

今後の放送については「方針を決めきっているわけではないが、今言った趣旨から取りやめている」とした。

小山田氏は過去の雑誌のインタビューで、学生時代のいじめを告白。「デザインあ」は20日から放送を見合わせている。