奄美大島出身の歌手元ちとせ(42)が26日、「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」(鹿児島、沖縄)が世界自然遺産登録を決めたことを受けて、コメントを発表。「私の故郷・奄美大島が世界自然遺産に登録決定となり、本当に誇らしい気持ちでいっぱいです」と喜んだ。

元は18年から奄美大島自然保護協議会の「唄島プロジェクト」に参加し、地元出身者やアーティストたちと楽曲「懐かしい未来へ」を歌い紡いできた。その後、コロナ禍で審議が延期していたこともあり「正直ホッとしたというのが事実です。私たちにとって、本当に大切なこと、大切なもの、大切な人、大切な幸せとは? そんな普段話すことないことを語り合う神様がくれた島時間を過ごすことができたのです。これまで、先人たちが自然への畏敬の念をいただきながら共に暮らしてきた調和、その表れとしての唄や踊り。その文化という島心。これからもずっと、変わらないことを祈っています」とつづった。

今後に向けても「私にできることは、唄という船にその島心のメッセージを乗せて、世界へと、そして未来へと届けることです。いつか奄美へお越しの際には、みなさんもそんな島心にそっと触れてみてください」と呼びかけた。